卓球ノートの書き方はサーブとレシーブから

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市民大会やオープン大会で、以前の対戦相手とまた同じ組になりました。そんな日に思い出したいのは「サーブがうまい人」より、「どんなサーブに、どう返したか」です。卓球の対戦相手分析は、その一往復から書き始められます。
サーブと自分の返球を一組にする
サーブの種類、回転、長さ、コースに加えて、レシーブの選択とその結果を残しましょう。どのスコアで、どちらのサーブのときに見た傾向かも書いておきます。
以下は架空の記入例です。
バックサーブで、横下回転を短くフォアへ。こちらがリードされていた場面では、ミドルへの速いロングサーブも来た。
短いサーブをツッツキで相手のバック深くへ返した場面を見直したい。フリックでは4失点したが、回転の読み違いか打点の問題かは動画で確認する。
「レシーブを良くする」と書くより、次に確かめたいことがはっきりします。ただ、メモにも記憶違いや思い込みが入ることがあります。記憶の限界を踏まえて、動画が残っている場面は、メモと見比べておきましょう。
ラバーや距離は、変わったら更新する
相手ごとのページに、利き手、シェークかペンか、ペンなら裏面打法を使うかを残します。ラバーの種類、前陣・中陣・後陣のどこでプレーするか、長い球が来たときにどちらが先に攻めるかも役立つ情報です。
粒高やアンチの返球は、入れた回転、相手の動作、用具によって変わります。架空の例なら、「強い上回転をブロックされ、下回転で返ってきたように感じた。動画では未確認」と書けます。その場面でどう感じたかを残します。特定のラバーなら必ず同じ回転で返る、とは決めつけません。
台の図には、誰の球かも書く
相手のサーブがこちらのミドルに来たのか、こちらの決定打が相手のフォア側に入ったのか。台の図に印をつけるなら、どちらが打った球かがわかるようにしておきます。ミドルは受ける選手の体の位置で動くので、台の決まった一点としては示せません。ミドルに来た球はメモに書き、図には向きをそろえたうえで、打った側と球種を書き添えます。
OpponentBook の図に置くピンには、「うまくいった」「うまくいかなかった」「危険」「傾向」があります。図への記録は Free、相手別・全体のヒートマップは Premium です。傾向ピンは相手別ヒートマップで扱います。紙に台を描くところから始めてもかまいません。
分析の研究と、このノートの方法は別
ミュンヘン工科大学の Michael Fuchs らは、卓球の試合分析方法を整理したレビューを2018年に Journal of Sports Sciences で発表しています。パフォーマンス指標やフットワークなどを扱いますが、この個人用のノートの型を検証した研究ではありません。自分のメモをプロの分析と同等だと考える根拠にもなりません。
試合の合間に要点だけ書き、帰宅後に補えば十分です。毎回の記録は、「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」「次回やること」の三行で締めくくりましょう。ラケット競技でも格闘技でも、この三つほど大切な記録はないと考えるからです。次回やることは一つか二つもあれば十分です。それぞれ、どうなったらやめるかも書き添えます。再戦前には相手のページを開きます。書く時間や量は、自分に合わせてかまいません。見直しの有無と成績を比べても、勝敗の差が見直しの効果だとは決められません。
何人かの相手について自分の失点メモを読み、「終盤のロングサーブへの対応」など共通する場面を探します。原因を断定する前に、コーチと次の練習で確かめる課題にしてください。
OpponentBook の無料のノートでは、対戦相手のプロフィール、台の競技図へのピン、試合の記録、動画添付を使えます。保存先は端末と接続した自分のクラウドです。AI による処理を自分で頼んだときは、必要な内容が OpponentBook のサーバーを経由して外部の AI 事業者に送られます。任意のエンドツーエンド暗号化(E2EE)をオンにすれば、暗号化した記録はストレージ事業者にも読めませんが、写真・動画と、ファイル名などストレージ事業者から見える情報は対象外です。詳しくはプライバシーの説明にまとめています。


